インターネットを始めた当初は毎日のように朝まで「うんこワード」を
検索しまくる日々を送っていた僕でしたが、掲示板などで仲間たち
との横の繋がりが出来てくると、その仲間たちからだんだん新しい
情報が入って来るようになりました。

当時はホームページや掲示板の数自体も少なかった頃ですので、
こういった仲間同士の情報交換や情報の共有がもの凄く役に立っ
たし助かったんですよね。

というのも、そんな時代ですのでスカトロ系のサイトや掲示板など
は更に数が少ない状況のうえにやっと盛り上がってきた頃に突然
閉鎖されるなんて事も珍しくはありませんでしたので、僕たちマニ
アは情報をうまくやり取りしながらさながら難民のように新天地を
求めて流浪していたのです。SM系の掲示板の端っこで間借りし
た居候のようにひっそりとうんこの会話を楽しんだり、誰かが「うん
こを受け入れてくれる掲示板があるぞ!」 と言えば駆けつけてや
はりみんなでうんこの話で盛り上がったりしていたんです。

このあたりで僕の意識の中に変化が起きてきます。

いままで雑誌やビデオで女性が排便しているシーンを見たことが
あっても、実際にうんこプレイをするなんて僕にとってはアイドルと
のセックスにも等しいくらいに夢のまた夢という存在だったのです
が、仲間と色々話しているうちにそれが本当に「夢」なのかという
疑問が湧いてきたのです。 掲示板で盛り上がってる仲間たちの
中にも僕のように雑誌やビデオだけでうんこを楽しんでいる人はい
ましたが、それ以上に実際にプレイを経験したことのある人たちが
僕の想像していた以上に存在してたんですよね。

決まったパートナーとしているという人もいれば風俗でしているとい
う人もいましたし、とにかくそういった人たちと話をしているうちにい
つの間にかうんこプレイというものが「夢」ではなくて「現実」なんじ
ゃないだろうかという気持ちになってきたのです。

変な例えかもしれませんけれど、 海外の旅行記なんかをよく読む
人が、それを読んでいるときは純粋に作品として楽しんでいるだけ
で自身は「いつか旅行に行けたらいいな」程度に思っていただけな
のに、 ある日家にやってきた友達が海外旅行の体験談を話してい
るのを聞いているうちに、 急に海外旅行が身近なものに感じられて
きてしまって実際に自らアクションを起こしてしまうという過程に似て
るかもしれません。

僕の中で「いつかうんこプレイができたらいいな」から「うんこプレイを
したい」という願望の具現化が行われたのです。