「向こう側を向いて洗面台に手をついて・・・そうそう、お尻を突き出して・・・」
「・・・・・・」

僕の指示に茜ちゃんは何も言わず従った。茜ちゃんの肛門があらわになる。年相応のくたびれ具合だが極端なびらん等はとくにない。僕には小ぶりなお尻に似つかわしい可愛らしい肛門のように思えた。肛門まわりに若干の黒ずみが認められたがこの程度の色素沈着は別に珍しくもない。

今回茜ちゃんが持ってきたガラス製浣腸器は150CCのものだった。排便を期待するのには最低でも300ccは注入したいところだ。僕は洗面台の中に溜めた微温湯を浣腸器に吸い上げると一旦口元を上に向け、中に入ってしまった空気を抜いた。これで排便時に聞こえる恥ずかしい音のすべては茜ちゃんの腸内に元から存在していたおならだという事になる。あとは注入するだけだ。

その前に大事なことを忘れていた。

僕は剥き出しになっている茜ちゃんの肛門に鼻を近づけて思いっきりニオイを吸い込む。しかし思ったほどの肛門臭は感じられなかった。きっとここに来る直前にお風呂に入ってきたのだろう。ここまでは想定内だ。どうせこのあとそれ以上に恥ずかしいニオイを嗅がせて貰うことになるのだ。僕はガラス製浣腸器の先端を茜ちゃんの肛門にゆっくりと突き刺した。

先端部分が肛門内に入るとき、一旦抵抗があった後、にゅるんっというような手応えで中に入っていく。鏡に映る茜ちゃんは硬く目を閉じている。茜ちゃんにいま何とも言えない不快感が襲っていることは容易に想像できるが僕はそのままシリンダーを押して微温湯を腸内に入れていった。

「もう一本いれるからね。」
「え~!もういいよ!」

「この浣腸器小さいからもう一回だけ入れさせて!我慢できなくてもいいから!お願い!」
「んもぉ~!だったら早くして!」

若干オカンムリのようだが本気でキレてる風でもないのでそのまま続けることにする。僕は一回目の手順と同じくもう一本微温湯を注入した。

「はい!入ったよ。さっきも言ったけど一回だけ便意の波を我慢してね。」
「もうさっき超えたって!もうするよ!」

この体勢のままでされてしまっては液状の便がバスルームから飛び出してベッドルームの床を汚してしまう。慌てて僕は先程リハーサルした対面座位の体勢に入ろうとした。

「茜ちゃんは一旦バスタブの内側に入って!」
「え?なんで?」

「いいから!早く!」
「・・・・・・」

茜ちゃんは体全体から不服さを漂わせてはいたが、便意には勝てないのだろう、不服なりに僕の指示に従ってバスタブの内側に移動してくれた。次に僕はバスタブ底の排水口にゴム栓を詰める。そしてバスタブの内側に向かってその縁に腰を掛けた。この状態で抱き合えば茜ちゃんのうんちはすべてバスタブの中に溜まることになる。僕の体勢を見て茜ちゃんがすべてを悟ったようだ。みるみるうちにその表情が凍った。

「さぁ、さっきみたいに抱き合って・・・」
「え?こっち側にするの?」

「逆だとトイレの床にする事になるでしょ?」
「え~~~普通にトイレでさせてよ!」

「ごめん!お願いだからさっきみたいに抱き合おう。」
「・・・・・・」

きっと納得はしていなかったと思う。それでも仕事としてどうやら僕の提案を茜ちゃんは受け入れてくれたようだ。渋々僕を両足で跨ぐように茜ちゃんが抱きついてくる。リハーサルの時には感じなかった茜ちゃんのつけているフレグランスが香る。同時に髪のニオイや体臭も。いや、体臭といっては茜ちゃんに失礼だ。人間が本来持っているニオイ。女の子のニオイと言ったほうが良いかもしれない。それくらい僕と茜ちゃんは密着している。僕の顔の横に茜ちゃんの顔がある。茜ちゃんの息遣いが手に取るように分かった。

「もうしてもいい?」

ニオイにうっとりしていた僕は茜ちゃんの声にハッとなった。

 

「いつしてもいいよ。」
「・・・・・・」

 

バスタブの内側にある僕の足に暖かい水流のようなものが当たる。

茜ちゃんのうんちが始まったようだ・・・

 

うんちまでもを再現する企業努力・・・僕は嫌いじゃありません( ・`д・´)