「待ったぁ~?」
「え? まぁ…少しだけ…」

「そんなことより聞いてよぉ、わたし風邪引いちゃってさぁ~」
「・・・・・・」

思った通りだ。茜ちゃんは全く悪びれない様子でやってきた。それでも想定していた内ではNGにされるよりはまだ随分良い方だろう。言われてみれば今日の茜ちゃんはスッピンなうえに鼻が赤い。熱があるのか鼻をかみすぎたのかのどちらかだろう。声もカスれている。

「なんか調子が悪くて薬飲んだら寝過ごしちゃったんだよね。」
「そうなんだ・・・お腹の具合はどう?」

「あ~ごめん!下痢してるw」
「マジで?もう何も出ない?」

「今日もう3回位トイレに行ったからなぁ~どうだろ?w」
「え~~~」

「そういえばお店からこれ持ってきたよ!」
「???」

茜ちゃんがバッグの中から浣腸を取り出した。
前回はガラス製の浣腸器だったが今回は使い捨てのグリセリンが予め入っている浣腸だった。イチジク浣腸よりサイズの大きい、見た目がラグビーボールみたいでノズルの部分がイチジク浣腸より数倍長い「浣腸の説明」で見たことがあるやつだ。

「これお腹痛くなるから好きじゃないけど今日はしても良いよ。」
「ありがとう・・・」

茜ちゃんなりの譲歩なのだろう。浣腸を最後まで嫌がった前回と違い今回は浣腸ありきで話を進めてくる。しかし、今日は複数回排便が行われたあとだ。グリセリンを使ったとしても何も出ずに渋り腹で茜ちゃんを苦しめるだけになる可能性が高い。そして茜ちゃんがグリセリン浣腸を用意してきた時点でお風呂場の洗面器に行った先程の仕掛けは全くの無駄となった。

「前からお店にあったみたいなんだけど知らなかったんだよねw」
「そうなんだ・・・」

これは多分嘘だろう。前回の茜ちゃんは最後まで浣腸の回避を狙って僕に交渉をしてきた。たしかにガラス製の浣腸器を持参してきたが、これはグリセリンより水や微温湯の方が腹痛が少ないという『もしかの場合の保険』が根底にあった行動だったに違いない。前回は最悪交渉に失敗しても負担の少ない微温湯の浣腸に逃げたかったんだな。で、実際にそうなった。今回は遅刻の代わりにグリセリンの浣腸で手を打ってくれってことなのだろう。

「あたしさぁ~寝起きですぐに来ちゃったからまだ化粧してないんだよねw」
「別にそのままでいいよ。茜ちゃん可愛いし。」

「そうもいかないのさw 先に化粧だけさせてね」
「いやいや、時間ないしいいって!」

「ダ~メ!w あとお風呂もまだだからシャワー浴びさせてね♪」
「浣腸するんだからあとでいいでしょ?また最後に浴びるんだから!」

「すぐに終わらせるからちょっと待っててね♪」
「俺また待つの?」

「大丈夫!大丈夫!www」
「・・・・・・」

僕の言う事などお構いなしに全裸になった茜ちゃんがバタンと音を立ててバスルームに入っていく。

「あっ、そうそう!」
「なに?」

一旦閉じた扉を再び開けて茜ちゃんが顔だけだしてこちらを向いた。

「覗いたら本気で怒るからね。」
「・・・うん。」

今日のプレイはこれからどうなるんだろう?

 

うんちまでもを再現する企業努力・・・僕は嫌いじゃありません( ・`д・´)