【注意!】今日はうんちの話ではありません。苦手な人も確実にいるジャンルの話なのでご注意ください。(ちょっとだけうんちの話も出ますがほとんどそれ以外の話です。)
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このブログの体験談によく出てくる 【あきこちゃん】ですが、一時期体調を崩していた事がありました。
ある日ぼくの部屋で二人で宅飲みしている時に急にお腹が痛いと言い出した。確かにあきこちゃんは下痢体質の娘なのでそんな事があってもそんなに不思議な事ではありませんでした。僕は当たり前のようにトイレについて行って洋式便器に腰かけて下痢をしているあきこちゃんに「いまの何の音?」だの「今日も臭うね♪」とかいつものセリフを投げかけていました。
しかしその日はある程度の排便排ガスがあった後もあきこちゃんの腹痛は治まりませんでした。それどころか顔が段々青白くなってきた。
「はる君ごめん!吐きそうだから出て行って!」
慌てた様子でお尻を拭きトイレを流したあきこちゃんが僕をトイレから追い出そうとする。
「気持ち悪いの?背中擦るよ」
「いや…恥ずかしいから出て行って…」
たったいま僕の目の前で激しい放屁と共に下痢をしていた娘のセリフである。下痢よりゲロの方が恥ずかしいのか?ちょっとした押し問答はあったが結局僕はトイレから追い出されてしまった。
でも、当時僕はユニットバスの部屋に住んでいたのでドアが擦りガラスになっていて中の様子がなんとなくではあるが透けて見えた。あきこちゃんが洋式便器の方を向いてしゃがんだのが見える。そして便器の中へ顔を突っ込むように頭を下げた。たったいま自分が下痢をしていた便器に…
ケポッ…ケポポポ…ケホンケホン!
そんな音が聞こえてきて背中が揺れているのが見えた。あきこちゃんが吐いている。僕は堪らなくなってトイレの中へ押し入った。
「あきこちゃんごめん!大丈夫?」
あきこちゃんはそれどころじゃないのかそれとも諦めたのか特に反応せずにしゃがんだまま便器に顔を突っ込んでいる。僕はどうしていいのか分からずとりあえずあきこちゃんの背中を擦った。あきこちゃんはそれに誘発されるかのようにケポケポと可愛い音を立てて数回吐いた。吐く度に全身の筋肉に力が入るのが擦っている手から伝わってきた。
もう吐くものが無くなったのか、あきこちゃんは僕が背中を擦ってもハァハァと荒い息使いで俯いたままだった。心配だった僕はあきこちゃんの顔を見ようと便器の中を覗き込んだ…
「あきこちゃん!!!」
便器の中が真っ赤だった。さっき僕と一緒に食べたものが真っ赤に染まって出てきてしまっている。あきこちゃんの口の周りにも赤いものが付いていた。吐血だ…あきこちゃんが死んじゃう!
「血?大丈夫?しっかりして!いま救急車呼ぶから待ってて!」
「違うから…はる君違うから…」
すっかり動転してしまってパニック状態の僕。
弱弱しい声ながらもそれを否定するあきこちゃん。
「え?違うって?なにが?」
「これ血じゃなくてワイン…」
それを言われてハッとした。そうだったさっきまであきこちゃん赤ワインしこたま飲んでたんだった。自分はあきこちゃんを送らなきゃならないからコーラを飲んでたけどあきこちゃんはボトルワインをグイグイ飲んでたんだった… そう言われれば便器から漂ってくるニオイはさっきのあきこちゃんの下痢臭と吐いた食べ物のニオイ、そしてアルコール臭…ワインのニオイだけで血のニオイなんか全然してない。
「ごめん…てっきり血だと思っちゃった…」
「もう…目の前で飲んでたの見てたでしょ?」
その後しばらく部屋で休んでもらったらあきこちゃんの腹痛も吐き気も治まった。
そんな嘔吐リバースの話。
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