みなさんは自分の持っている一番古い記憶って何ですか?僕は今までずっと4歳のときに行った3歳児健診が一番古い記憶なんじゃないかと思ってたんですけど、もしかしたらもっと古い記憶を思い出したかもしれません。

なんで3歳児健診に4歳になってから行ったんだ?と思われるかもしれませんが、幼少期の僕は死なない程度に身体が弱くてリアルの3歳児健診の時に入院かなんかしてて行けなくて、それで1年後に「とりあえず来い」的な事になって呼ばれて行ったらしいのです。

大人になってからの1歳差なんて全く無いと同じですけれど、この年齢での1歳差はかなりのアドバンテージになるので用意されていた知能系の検査がまるで自分の事を馬鹿にしてるんじゃないかって思った記憶があります。

積み木でなにかを作ったのを見せられて

係の人 「これなににみえる?」
ぼく  「……つみき…」

その場の雰囲気が悪くなったような記憶がある。

係の人 「あっ…えっと…わんわんかな?にゃんにゃんかな?」
ぼく  「……いぬ…」

それが4歳のときの記憶。(このやり取りに関しては母から何度も聞かされてるので記憶の上書きがされてるかもしれませんが…)

で、今回思い出したのがもっと古いかもしれない記憶。

当時身体が弱かった僕は病院か婆ちゃんの家か自宅しか知らない箱入り状態で育てられていました。今の時代だと虐待って言われそうですが、保育園に行くまでの僕は家の外に出るたびに喘息の発作を起こして入院してたのでこの判断は仕方がなかったと思います。

毎朝学校に行く兄と仕事に行く父を見送ったら夕方に兄が戻ってくるまで母と二人っきりで過ごしていました。毎日が退屈で仕方がない。外出が基本的に禁止されていたので毎日ずっと家にいる。走る事も禁じられていたので家の中でじっとしていました。そんな毎日の繰り返しでした。

ある日のこと。家にお客さんがやって来ました。母の子供の頃からの友達で母と同じ年齢なので当時まだ30代前半の女性。当時家に誰かがやって来るだなんて事はほとんどありませんでしたので僕は大はしゃぎしました。はしゃぐと喘息の発作を起こすのですぐに怒られるんですけどね。

母も僕みたいな子供を抱えていたので私用で外出する事がない生活をずっとしていて、久しぶりに会ったその女性との話が盛り上がっていました。

大人の会話なので何を話してるのか僕にはちんぷんかんぷんだったけど会話のある部分だけは内容を今でも鮮明に思えている。

「結局でなくてお尻に指入れてほじったのwww」

このとき人差し指をL字に折り曲げてお尻の辺りをグリグリするジェスチャーをしたのを今でもハッキリと覚えてる。

前後の会話の内容は全く覚えていないけれど、いま思えば検診か体調不良でバリウム検査を受けたという話とその時の下剤がうまく効かなくて排便時に苦労したという話を笑い話として披露してたんだと思う。

僕は「うんこの話だぁ〜!」と即座に反応しました。多分ニコニコになってたと思う。当然性的興奮とは全く違いますけれど子供がうんこと聞いてはしゃぐ例の状態になってしまった。

でも、僕ははしゃぐと喘息の発作を起こしてしまう身なので母が意図的に話題を別のものに変えてしまったんですよね。当時の僕は母の言う事する事は絶対でしたからニコニコタイムはそこで終了してしまいました。

この事を思い出したとき、最初ぼくは子供の頃の面白エピソードとして思い出したんですけれど、その女性って今思えば美人だったんですよ。で、その方は当時うちの町(超田舎)にある国鉄の官舎に住んでいたので自宅のトイレは和式のボットンだったのです。

美人が和式トイレにしゃがんでなかなか出てくれないバリウムうんちを人差し指をL字にして穿り出した訳ですよね。

きっと指先にはバリウムがこびり付いて真っ白になってたと思います。

ついでに言うと、そのバリウムうんちは家族やその方自身のノーマルうんちに新たに覆われるまで便槽の中で存在感を示していたに違いないのです。

そんな僕の古い記憶のお話でした。

 

  うんちまでもを再現する企業努力・・・僕は嫌いじゃありません( ・`д・´)