根っからの貧乏性のせいで前回は脱線したまま話が戻ることなく終わってしまいま
したけれど今度こそプライドの話です。でも大した話じゃないです(´・ω・`)
僕の十年来の友人にめぐみちゃんという娘がいます。
いや、出会った頃は二十歳そこそこでしたが今は立派な三十路ですのでもう娘でも
ないんですけれどね。自称黒木メイサ似です。自称ですw でも普通に綺麗な女性
です。ついこの間までは「私って松村雄基に似てなくない?」とか言ってましたけれ
ど全然そんな事はないし、出会った頃の髪がショートカットだったときは内田有紀に
そっくりだと思うような娘でした。
ちょうど「風俗で死にかけた」頃に知り合ったので僕が長期間の下痢に悩まされて
る姿をめぐみちゃんにも見られてたんですが、このめぐみちゃんもお腹の弱い娘だっ
たので共通の話題ですぐに打ち解ける事ができたんです。
知り合った頃は僕の方が酷い症状を抱えていたのでいつもトイレに行ってはめぐみ
ちゃんを待たせていました。なのでめぐみちゃんも気を許してくれたのか会話の中で
自然と「お腹痛いからちょっとトイレに行ってくるね」という感じのうんこ宣言をしてくれ
るようになっていました。
そんなある日、いつものように居酒屋でダラダラと喋りながら飲んでいるとめぐみちゃ
んの表情が曇ってきた。
「なんかさっきからお腹いたい・・・」
「飲みすぎた?大丈夫?」
「ちょっとトイレ行ってきていい?」
「うん。」
5分・・・10分・・・なかなかめぐみちゃんが戻ってこない。
知り合い程度の娘や会社の同僚なら興奮してしまうんだろうけれど、めぐみちゃんは
気を許し合ってる仲なので心配が先に立ってしまう。
いや、それは格好つけ過ぎだ・・・本当は興奮していました。
僕はめぐみちゃんの下痢姿を想像していたのです。
音や臭いまで・・・
15分くらい経っただろうかめぐみちゃんが戻ってきた。そして開口一番
「あんまり出なかった・・・」
戻ってきた時に目と目は合ったがまだ僕からは何も声をかけていないうちにめぐみち
ゃんの方からそう話しかけてきた。
めぐみちゃんの様子がいつもと少し違っている。そしてめぐみちゃんの表情が僕に何
も言って欲しくないと言ってるように見えた。
直感的に僕はめぐみちゃんが嘘を言ってると思った。
僕と一緒の時にめぐみちゃんがうんこをしに行くのは別に今回が初めての事ではない。
以前ここで書いたバーで下痢をしちゃって「はるちゃんゴメンネ、私下痢女だ・・・」と言
ったのもめぐみちゃんだしそれ以降も僕と一緒の時にお腹を壊すことは何回かあった。
今回もいつものように「待たせてごめんね!」とさえ言っていれば僕はここまで今回の
件を心に刻むことは無かった。なぜ「あんまり出なかった・・・」という言葉を選んだんだ
ろう。誰もトイレに行ったことを責めている訳ではないのにその言葉には言い訳のニオ
イがプンプンとしていたのです。
本当にあんまり出なかったのかもしれない。でもなぜ自らうんこの量を想像させるよう
なことをわざわざ言ったのだろう。意地悪な考え方をすれば逆説的な意味で秘密の暴
露だったんじゃないだろうか。
個室の中の様子は待っている立場の僕には分かり兼ねる事だ。どんなうんこがどのよ
うにどれだけ出たかを知っているのはめぐみちゃん本人だけの事なのです。お互い下
痢の時に相手を待たせることは今までもあった事。 戻ってきた時の言葉はそれこそ
「待たせてごめんね」程度で良かったし今までもそうだったはず。
なのに「あんまり出なかった・・・」という言葉をめぐみちゃんは選んだのです。
あくまで想像ですけれど、めぐみちゃんはこの時けっこうな量の排便があったのではな
いでしょうか。それも長時間に渡って。
僕からは全く見えないし分からない事なんだけれど、めぐみちゃんにとってこの時の排
便が恥かしい状況のものだったからこそ無意識のうちにそれを誤魔化そうとして逆のこ
とを言ってまでそれを打ち消そうとしたのではないでしょうか。だから本来触れる必要の
ない量の事を自ら語った。
きっとめぐみちゃんはギリギリのプライドを守るためにこの嘘をついたんでしょう。
世の中には見えてないところの事は無かった事としてしれっとしていられる女性もたくさ
んいると思います。でも僕はめぐみちゃんのように恥じらうが故に相手に悟られたくない
と思ってしまう女性の方が何倍も魅力的に思えてしまうのです。
トラックバック URL
http://www.blog.puripuriunkomura.com/317/trackback