うんこ運の悪い人っていません?
仕事中うんこをしに行ってる時に限って自分あての電話が掛かってきちゃったり
サッとトイレに消えてしれっと戻ってきてるつもりなのに何故かうんこをしに行って
るのがバレててみんなにニヤニヤしながら迎えられちゃう人って・・・

(^-^)/ ハイ!ボクデス

それ以外にもうんこなので人気のないフロアのトイレを探して用を足していると何
故か掃除のおばちゃんが入ってきて急に清掃を始めちゃったりとか・・・

うんこの神様!私が一体何をしたというのでしょうか?(´;ω;`)

でもね、女性にもきっとこんな人っていると思うんですよ。
僕が子供の頃の叔母がそういう人でした。
僕の叔父に嫁いできた当時20代後半の叔母はいつも柔和な表情をしている大
人しい女性でしたが何故かうんこ運の悪い人だった記憶があります。

親戚同士が集まって温泉旅行に行ったときの一泊して朝食を終えたあとの事。
みんなで出発するまでの準備をしている最中に叔母が祖母に耳打ちをしたあと
コソコソと部屋を出て行こうとしました。僕はその様子を何気なく眺めていました。
すると叔母の3歳になる娘が泣きながら後をついていこうとしたのです。

「お母さんはうんちしに行くんだからダメ!」

祖母が親戚全員に聞こえるような大きな声で孫をたしなめました。
その声に驚いた孫はぐずってた状態から号泣へ・・・

親戚のほかの者たちも口々に

「ママはうんちしたいんだって」
「うんちだから直ぐに戻ってくるよ」

と、一見あやしているようで無意識のうちに叔母を追い込んでいましたw

叔母が部屋の入口のドアの辺りで恥ずかしいような困ったような表情をしていた
のが印象的でした。部屋にもトイレは付いていましたがそこを利用するには音や
残り香が気になったんでしょうね。

同じ年のお盆に親戚一同が祖父の家に集まって宴会をしていたときの事。
大人の男連中は酒が入って大盛りあがりし、女性陣は台所であれやこれや色々
と忙しく動き回っていました。僕たち子供は宴会にすでに飽きてしまって母たちが
いる台所や廊下を走り回って遊んでいました。

当時僕は死なない程度に体が弱かったので走って直ぐに気持ちが悪くなってしま
い台所の母に助けを求めに行きました。母もそんな状況には慣れっこになってい
たので僕を台所の隅にある椅子に座らせてそのまま作業を続けます。

「あれ?○○ちゃんは?」洗い物をしていた母が義妹である伯母の事を口にました。
そういえば叔母の姿が見当たらない。祖母がそれに対しぼそっと「うんこ」と答えた。
母と祖母は実の親子なので会話の内容が直接的で遠慮がない。

僕は温泉の時のことを思い出してしまい「叔母ちゃんまたうんこしに行ったんだ」とい
う感想を持ってしましました。

しばらくして体調が良くなった僕はほかの子たちと合流すべく台所を出ました。
かけっこはすでに終わっており今は廊下の一番奥にある部屋でみんなは漫画を読ん
でいた。廊下の突き当りがトイレでその隣がみんなが漫画を読んでいる部屋だ。トイ
レの明かりが点いているには叔母がうんこをしているから・・・

部屋に入ると従兄弟のお兄ちゃんが急に「うんこブリブリ~!」と言いながら爆笑し始
めた。気になって漫画を見せてもらうと作中にギャグとしてそんなセリフがあった。フロ
イトの肛門期真っ只中の僕はお兄ちゃんの発言にテンションが上がってしまい一緒に
なって「うんこブリブリ~!」と大声で叫んだ。それは瞬く間に子供連中全員に拡がっ
ていつのまにか「うんこブリブリ~!」の大合唱になっていた。最高に楽しかった。

最高な気分に酔いしれていると急に誰かに見られているような視線を感じた。みんな
はまだ「うんこブリブリ~!」の大合唱中。ふと目線をあげるとトイレから出てきた叔母
が今まで僕たちに見せた事がないような険しい表情で僕達を睨んでいる。間違いなく
「うんこブリブリ~!」がいま自分がしていた排泄行為に向けれられていると勘違いし
ているようだった。

「えっ・・・漫画の事なのに・・・」僕がそう思ったときにはすでに叔母は台所の方へと
行ってしまいました。

田舎の古民家の和式汲み取り便所。いま思えば叔母だって出来れば親戚一同が集
まってるそのタイミングでうんこなんかしたくなかっただろうと思います。残り香は消し
ようもありませんし、音だって誰かに聞かれてしまう可能性があります。きっと、うんこ
をしていた事に対して僕たちがからかったと思ったんでしょう。もしかしたら音を聞いた
僕たちがそれを囃し立てたと思ったのかもしれません。

今の僕だったら間違いなく残り香のチェックと便槽内にある叔母のうんこを目を凝らして
チェックするんでしょうけれど、当時の僕にはそんな発想もなかったし何より普段の優し
い叔母からは想像もつかないキッとした表情に完全に凍りついてしまっていました。

宴会はその後2時間程度で全てが終了したのに叔母はそれが我慢できなかったんで
すね。そんなに強い便意だったのかなぁ?