いまさらですが僕は女子トイレから聞こえてくる音が大好きです。

排泄音が聞こえたら超ラッキーですが、そこまでいかなくてもブースを
閉じるバタンっ!という音も水を流す音もトイレットペーパーをカランカラ
ン手繰る音も大好きなんです。 それらを聞いてその全てを脳内で組み
合わせるとトイレを使っている女性の姿がリアルに浮かんでくるんです。

はい。超絶大変態です(´-ω-`)

変態なうえに貧乏まで拗らせてしまったので、日々のこういった活動が
生きるうえでの楽しみになってしまっておりますwww

つい先日のこと、隣町の図書館に仕事で行く機会がありました。田舎に
ありがちな誰も使わないのに施設だけは立派なその図書館は予想通り
少ししか利用者がいませんでした。

仕事中であろうとも僕のライフワークである「残り香ソムリエ」と「漏れ音
鑑賞家」はいつでも最優先されますので、一応ここの図書館のトイレも
チェックする事にしました。一旦仕事モードをオフにする。

数年前に建てられたばかりのこの施設のトイレは、当然男女別ではある
ものの入口に扉がないタイプになっており、館内が常に静かだということ
もあっていつも音を聞きに行っている病院のトイレより音が筒抜けになっ
ているようだった。 しかも入口の横が大きな磨ガラスになっており、誰が
どの個室に出入りしたのかが廊下から容易にわかるようになっていた。

(いくら音が筒抜けでも利用者がいなくちゃしょうがない・・・)
(逆にここまでオープンだと利用者の警戒心が強まっちゃうかもな・・・)
(これだとたぶん・・・滅多に当たりは引けないだろう・・・)

隣町ということもあるがわざわざ定期的にチェックしに来るほどのところで
もなさそうだ。 帰るまでにタイミングよく誰かが使えばその様子だけ伺わ
せていただければいい。僕は気持ちを仕事モードへと戻した。

受付の人に用件を告げると担当者が外出中との事だった。でもすぐに戻
ってくるらしいので館内で担当者が戻ってくるのを待つことにした。 今回
はここに招かれてきているわけではないので応接室等には通されない。
しかし僕には逆にそれが好都合だ。 図書館の入口の横が女子トイレの
入口なので堂々とそこで待たせて貰うことにした。

閑散とした館内。ここで珍しい人に会った。いや、昨日も職場で会ってい
るのでこの人自体は珍しくないのだが、珍しい場所で会社の先輩に会っ
ってしまった。たしか今日は公休だったはず・・・

「お疲れ様です。」
「おつかれ!あ~そっか、今日ここに来るんだったよな。」

「担当者待ちです。今日はどうしたんですか?こんなところで。」
「ん?たまには俺だって図書館ぐらい使うぞw 地元だし。」

「あっ、そういえばこっちからの通いでしたもんね。」
「それよりハル。この前の課長の話聞いたか?」

ここから会社の噂話が始まってしまった。先輩と課長の仲が悪いのは以
前から知っていたが、 できればこの系統の話には巻き込まれたくない。
どちらにしても逃げられる状態ではないので渋々この話題に付き合うこと
にした。

5分くらい課長の悪口を聞いたころ、一人の女性が図書館の奥の方から
こちらに歩いてくるのが見えた。まだ20歳そこそこといった感じでラフなが
ら今どきの格好でおしゃれにしていてそこそこ可愛らしい。その娘はその
まま僕たちの方へ向かってくると僕たちの存在など全く目に入らないとい
った様子で女子トイレの中へと消えていった。

バタンっ!ガサガサ・・・

やはり静かな図書館でこの構造のトイレ。音が筒抜けだ・・・

僕は一瞬このまま聞き耳を立て続けることも考えたが、先輩に変態である
ことがバレるのが怖くなってしまいその場を離れることにした。先輩になん
となく目配せをして少し離れたロビーのソファーの前まで移動した。

がしかし、先輩がその場から離れない。急に携帯を取り出してメールのチェ
ックをする体(てい)でその場に陣取っている。まるでそれは普段僕がして
いるカモフラージュじゃないか。

(先輩それバレバレですって(´・_・`))

しょうがないのでそのままソファーの前で全てが終わるのを待つ。散発的に
たくさん聞こえてくる水洗音とペーパーを手繰る回数と量からその娘がうん
こをしていたのはほぼ間違いないだろう。 先輩は女の子が個室から出てく
る音が聞こえてきたあたりで携帯をポケットに仕舞い込むと 「ハル!そんじ
ゃまた明日!」といって帰ってしまった。

ひとり取り残されてしまった僕。うんこを終えた娘も何事もなかったように図
書館の奥へと消えていく。また図書館に静寂が訪れた。

数分後、さっきうんこをしていた娘が彼氏と一緒にこちらに向かってきた。ど
うやらお帰りのようだ。細身で青白い顔をした彼にベッタリと腕組みをして寄
り添い、頭を彼氏にもたれかけながら歩いている。

さっきまでうんこしてたのに(´・_・`)

その少しあとに担当者が戻って来て仕事は無事に終わった。仕事はスッキ
リしたが僕の心は全然スッキリしなかった。

(小汚いおっさん2人が入口にいるトイレに入るだなんてあの娘けっこう切羽
詰ってたのかな?)
(あんなに音消しに気を使ってたってことは僕たちの存在がやっぱり気になっ
てたんだろうな・・・)
(帰るときのイチャつき具合ってもしかしたら恥ずかしさの裏返しなのかな?)

帰りの車中悶々しながら今回の件を思い返す。

(神様!なんでこのタイミングなんですか!あともうちょっとだけ女の子が先
にトイレに入るか先輩が後からやってきたっていいじゃないですか!)
(あ~ぁ、そもそも先輩が図書館に来なければ良かったのに(´・_・`))

(・・・っていうか先輩もしかして・・・?)

(・∀・)人(・∀・)ナカーマ?

答えがどっちでも結局怖いんで直接本人に聞くのはやめておこう(´-ω-`)